【療育へ通うための手続き関係】まずは受給者証を取得しよう

2020年1月18日

自閉症スペクトラムと診断された息子。私はただただ受け入れれずに毎日を過ごす中で、それでも1年後はきっと成長して話せるようになったりすれば先生の言っている事も理解できて幼稚園生活だって問題なくおくれるはず!と思いながらも、私はどうしたらいいのだろうか?今なにをしたらいいのか??わかりませんでした。もちろん相談できる人なんていませんでした。

言葉が増えるには何をしたらいいのだろうか?

当時の息子はとにかくしゃべらない。2語文なんて夢のまた夢・・・おとうさん おかあさんと読んでくれる事もなく、正直思い出せる言葉が見つかりません。喃語といわれるような意味のない言葉を話していたのは覚えています。

STEP1:まずは相談してみよう

子どもの発達に悩んだ時、正直私は誰にも相談できませんでした。自分の親にすら出来ませんでした。きっと一人で悩んでいる人はたくさんいるのではないかなと思います。

幼稚園へ息子の様子を見に行く

私が最初にアクションを起こしたのは息子が3歳目前の2歳10ヶ月くらいの頃でした。幼稚園からも座っていられない・言葉が出ない・気持ちの切り替えができないなどを指摘され、まずは息子の様子を幼稚園へ見に来ませんか??と連絡がありました。

見学に来て朝陽の現状を知って欲しいって事だよね・・・

息子は教室から脱走しようとしたり、座って話が聞けなかったり・・・なんとなく分かってはいたものの私もショックは隠せず・・・。

もうちょっと話を聞けていると思っていました。

幼稚園の先生からは子育て相談室へ行く事をすすめられました。この時の先生の対応もよかったのでしょう。なかなか親御さんに言えない先生もいらっしゃる中、私たち親子にとってどうすればいいのか考え対応してくれたのだと思います。幼稚園での様子も先生に資料にまとめていただき、制作物なども一緒に持って子育て相談室へ予約を取り後日親子で相談へ行きました。

息子さんは発達に何らかの問題があるでしょう

臨床心理士の方と1時間ほど面談を行いましたが、息子には生まれもった何らかの発達の問題があると言われ、療育を受けれる施設や相談事業所を紹介してもらいました。覚悟はしていましたが、その夜夫と一緒に相談室での事を全て話しました。めったに涙をみせない夫ですが、これから先の事をただ漠然と考え目に涙を滲ませていました。「障害者ってこと??」

いったい息子はどんな生活をこれから送っていくのかと私たち夫婦は想像もつきませんでした。

STEP2:療育施設の見学をしよう

役所の子育て相談室へ行った時に、臨床心理士の方からいくつかの療育施設や施設の特徴など色々教えて頂きました。私も知っている評判の良い施設をはじめいろんな施設がありました。その中から気になる施設を私と夫と二人で一緒に見学へ行きました。そして現在通っている療育施設にだけたまたま空きがあったので、その日のうちに申し込みをしました。

どうやって療育を決めたらいい??

よくインスタグラムのメッセージでいただく質問ですが、みなさんどこの療育に行けばいいのか??週に何回利用したらいいのか分からずに悩まれている方が多いなと感じます。我が家の決めてだったポイントですが

ポイント

◼️療育施設の雰囲気がよかった事

◼️先生が親身になって相談を聞いてくれた事

◼️自宅から近かったこと

◼️送迎があったこと

◼️言語聴覚士さんによる個別訓練があったこと

◼️母子分離で通える事

子どもにあっているかどうか??

まだ3歳にもなってなかったので、まずは、薬などに頼らずにゆっくりと成長をみまもっていこうと思っていたので、先生の雰囲気や施設の雰囲気が子どもや親にあっているか??というのが一番大事ではないかなと思いました。私は通所してから現在まで先生には言いたい事を言える環境だった事や、先生が息子だけでなく私自身にも寄り添ってサポートしてくれた事が本当によかったと思います。発達障がいの子どもの育児は健常の子どもの育児以上に大変な事も沢山いる中で安心してお願いできる場所は必要だと思います。いくら評判がよくても高額だったり自宅から遠かったり保護者向けの相談会など、きっと私は疲れ果ててしまうだろうなと、自分がゆったりとした気持ちで療育に通える場所である事をポイントに選びました。

STEP3:受給者証を申請しよう

我が家の場合は役所から案内された相談支援事業所へ連絡をし、療育を受けるにあたっての「サービス利用計画書」というものを作成していただきました。相談支援専門員の方が自宅を訪問し面談を行い療育を月に何回利用するかや、支援目標などの計画を立ててくださいました。面談時間は1時間くらいだったでしょうか??息子の毎日の生活の様子だったり、悩んでいる事、これからの課題など話をしてひとまず週に一回療育を利用する事を決めました。幼稚園の先生からは週に二回を勧められましたが、仕事が忙しい事を理由に週に1度しか療育へ通う事ができませんでした。今思うと、幼稚園での生活が辛そうだった息子を療育へ週に二回連れて行ってあげればよかったなと思っています。

STEP4:申請書と計画案を役所へ提出しよう

相談支援専門員の方が作成してくださった計画案というものと、申請書に必要事項を記入して市に提出しました。それから約1ヶ月後くらいだったと思いますが、郵送で「受給者証」が郵送されてきました。その受給者証を療育施設へ提出したら、息子は療育へ通う事ができるようになりました。

まずは役所へ行く事から前へ進めます

このように説明すると4ステップで簡単に受給者証を取得して療育へ通えそうな感じに聞こえますが、実際はとても道のりが長買ったように思います。私自身悩んでる時間も長かったのですが、療育施設を決めるのにも悩んだり迷ったり、そして空きがなく予約待ちの状況だったりと足踏み状態が続いたり。申請書を準備したり提出したり、その度に障がいの息子を連れて役所へ行っては疲れ、簡単な事でも簡単に進まない事ばかりでした。

この記事にたどり着いた方が少しでも前へ進めるきっかけになればいいなと思って動画でもまとめていますのでよかったら参考にしていただければと思います。他にも発達障がいの子育ての事を動画で発信していますので良かったらお立ち寄りください。

家庭でも出来る事が沢山あります。トイレトレーニングや偏食など、どのように対応すればいいのか、こちらの本にも参考になる事が沢山書かれています。是非読んでみてください!

  • この記事を書いた人
中尾きみか

中尾きみか

3人の子育てをする元保育士 主な経歴として保育士・幼稚園教諭2種免許を取得・ミスフェアレディとして4年間勤務。結婚出産を経て認定こども園にて2年間勤務 現在はYouTube「虹色の朝陽」を運営するほか、音声配信Voicyのパーソナリティとして活動中。2022年10月書籍【虹色の朝陽】を出版

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