年長4月の就学準備
こちらの動画では朝陽の年長4月時点での生活面や学習面についてご紹介しています。また1年間の我が家の大まかなスケジュールや就学相談の事についてもお話ししています。地域によって進め方も違いますのでしっかりとお住まいの自治体や学校の方へご確認ください。
4月は大体のスケージュールを確認しておいたり、支援学級や支援学校、通級について色々と情報を集めておくといいのかなと思います。
我が家の就学準備もそうでしたが、こういったご時世のため、学校見学や就学相談のタイミングがとても困難でした。少し気持ちに余裕を持って準備を進めるといいかもしれません。
年長4月の朝陽の学習面ですが、ひらがなが少し読めるようになったり数字の1から15まで言えるようになっていました。上の動画でも15まで数を唱えている姿が見られます(動画の5分あたりです)
ひらがなは、当時ひらがなカードを使っていました。ひらがなの文字だけでは難しいので裏にはイラストが描かれてて【マクラのま!】など声にだしながら覚えていった感じです。朝陽が使っていた絵カードはこちらです。
数字に関しては、家庭では長男が公文に行ってた頃のあまりのプリント(サボってしていなかったプリント)を朝陽が使っていました。
数の概念に関しては言語訓練で行っていたものを取り入れたりしていました。こちらの紙を使って磁石を置いたり時にはどんぐりを置いたりして(どんぐりは転がるのでオススメしませんが笑)よかったらご家庭用にダウンロードして使ってみてください↓
まだひらがなや名前を書く練習は本格的にスタートしておらず、点図形などからスタートして書く練習をスタートしました。こちらの点図形は朝陽が年長4月末に取り組んだプリントです。ちなみに名前を書く練習は5月からスタートしています。
公文のプリントがなくなったので私が作ったプリントに取り組む日もありました。最初は乗り気ではなかったのでお兄ちゃんと一緒に取り組んでいました。
こちらの私の手作りワークは以下よりダウンロード出来ますので良かったら使って下さい。果物や乗り物の名前にも触れる良いきっかけになればと思います。
生活面では家庭菜園をスタートしてみました。朝陽が苦手なきゅうりを育てる事で少しでも食への興味につながれば…と思いましたがなかなかそう簡単に食べれるようにはなりませんでしたね。
また今年も久しぶりにきゅうりを育ててみようかなと思っています。皆さんも良かったら家庭菜園に挑戦してみて下さい♪他にもよもぎの葉っぱを集めてよもぎ団子作りをしましたよ。朝陽が通っていた保育園は時々クッキングをする時間があり、ピザを作ったりお焼きを作ったりしながら食育に取り組まれている保育園でした。自分で作ったものは苦手な食べ物でも1口だけ食べてみようかな〜と言って苦手な食材にも挑戦していた朝陽です。
年長5月の就学準備
2020年5月に教育委員会の方との就学相談へ行ってきました。
子どもも一緒に連れて行こうかなと思いましたが感染予防対策のため私一人で参加してきました。中には保育園の先生や療育の先生も一緒に参加されるケースなどもあるそうです。
我が家の場合は教育委員会の方2名と私の3人で約1時間の相談会が行われ、朝陽の現在の様子などを身辺自立の面や集団生活の面だと細かに質問を受けました。
当時の朝陽の成長レベルについてご紹介すると
【生活面】
・衣服の着脱はある程度出来るが間違えて着ている時もあり介助が必要な場面もある
・トイレに関してはオムツはお昼も夜も外れているがティッシュで拭く事が苦手で介助が必要な場合もある(練習中)
【食事面】
・お箸はまだ補助箸が必要
・給食も完食できる日もあるが野菜が苦手
【学習面】
・ひらがなは少しずつ読める文字が出てきた
・数字は1から15まで言えるようになってきた
【集団生活】
・運動会や発表会などの園行事に参加出来るようになってきた
・お友達関係はコミュニケーションが取れるようになったがトラブルも多い
面談を終えて次のスケジュールとして7月に教育委員会の方と学校見学をする事になりました。
当時の言語訓練での様子をご紹介すると…
机上課題に取り組むことが難しい日も多く、机に突っ伏したり椅子から離れて遊び出したりする姿も見られました。そういった時は無理に課題に取り組まずに朝陽が好きな遊びを取り入れながら言語訓練の時間を過ごしていました。ボーリングが好きだったのでボーリングで遊びながら倒れたピンの数を数えたり…などです。
これは5月の言語訓練でひらがなの学習に取り組む様子です。りんごの【り】や牛の【う】などのやり方でひらがなを覚えていました。
ひながなはある程度読めるようになりましたが、【ぬ】と【め】を間違う事や【さ】と【き】を間違えたり…似ている文字を間違う事が多かったです。
これは【か】がつく絵を選んで○をつける課題です。ちょっと難しかったようで間違えも多くありました。
この頃から少しずつひらがなの練習にも少しずつ取り組んで行きました。まずは自分の名前から。筆圧も弱く線も細いのでホワイトボードで練習する事もありました。
当時の言語訓練の様子(やる気のない日の様子)はこちらの動画でもご覧いただけます。
視聴者さんの就学準備の様子などもユーチューブライブでお話ししていますので良かったらご覧ください。
(需要があれば他の方へのインタビューも続けていきますのでチャンネル登録も宜しくお願いします→チャンネル登録はこちら)
年長6月の療育 言語訓練での様子
6月は七夕に向けて制作活動を行いました。時々、療育の様子や言語訓練の様子を見学に行っていて、この月は制作活動に取り組む姿を見て成長を感じれましたしこれからの課題なども見つかり良かったです。
5月はひらがなも少ししか読めなかったのですが、6月になるとほどんどのひらがなが読めるようになってきました。似ている文字は間違う事もよくありました。
先生からの連絡にもあるように、当時朝陽が好きだったゲゲゲの鬼太郎のキャラクターを使いながらひらがなに興味を持てるよう取り組んでいました。
当時のひらがなはこんな感じです。
1年生になると「字が綺麗ですね」と褒められる事も時々ありますがそれほど綺麗な字でもなく…でもこの時に比べると本当に綺麗に書けるようになってきたと思います。過去の朝陽と比較すると本当に成長ですね。先生に感謝です。
他には型はめのようなパズルもしていました。
(使っているパズルはこちら)
↓インスタグラムの投稿にも動画を載せてます
年長7月の療育と小学校見学
夫と2人で支援学級の見学へ行きました。
教育委員会の方も一緒です。
校長先生と教頭先生と教育委員会の方とコーディネーターさんと話をして支援学級の知的クラスと情緒クラスそれぞれの様子を見させて頂きました。
支援学級については自治体や学校にもよって対応や仕組みは本当に様々です。手厚い学校は手厚いし、正直いまいち支援が足りないと感じる学校もあるように思います。
我が家も色々不安な事はありましたが、自分が何に対して不安なのか気持ちを整理して気になっている事をノートに書き出し、まずは見える化する。
それを先生方に直接聞いて私はクリアにする事が出来たと思います。
療育の言語訓練では似ている文字を区別できるように先生も色々と工夫しながら支援してくださいました。
当時はよく療育までお迎えに行くと先生たちと一緒にパズルをしている姿が見られました。最後まで完成させたい気持ちで集中しながら楽しんでいる様子が見られました。
朝陽がやってたパズルはこちらのパズル。
15ピースから80ピースまであり少しずつレベルアップ出来てよかったです。
ピースが大きいので手先が不器用な朝陽でもストレスなく遊べました。
手先の訓練でボタンの練習のために購入したこちら↓
こちらは失敗でボタンと穴が小さく難しくて最初はもう少し大きなボタンでスタートしないと朝陽もやる気がなくなってしまうので私もちょっと失敗したかなという感じでした。
お友達とも仲良くする姿が見られるようにもなり、喧嘩もありましたが、あまり人と関わる事が少なかった朝陽もお友達とコミュニケーションが少しずつ取れるようになってきてとても成長を感じます。
年長8月の療育 言語訓練での様子
年長8月に朝日のランドセルを見に行きました。
選択する中でもなるべく軽いものを…と思い選びましたが1年生になっていざランドセルを背負うと重くてなかなか背負ってくれなかったですね…。
最近ではランドセルじゃない物を選択される方も増えてきているのでランドセルにこだわらなくてもいいかも?なんて思ったりします。
ランドセルって結局は親の自己満足かもしれませんね。
子どもが嬉しそうに気に入ったものを背負ってくれるのが1番ですけどね!
小さいうちから自分で選択するというチカラを身につけておくと、これからの人生色んな選択する場面でその子の強みになるのかな?なんて思ったりもします。
幸せって自分で選択する事から見つかると思うので。
子どもには選ぶ人生を送ってもらいたいですね。
8月も保育園へ元気に通いながら療育へ通所しました。
療育ではプールの時間に水遊びをしたり、フルーツバスケットをしたり、制作活動では風鈴作りをしました。
風鈴作りではシール針をしたり、スイカの種を描いたり…先生から「上手に出来たじゃーん!」と褒められてとても嬉しそうにしていたと連絡帳に書かれていました。
8月の言語訓練では朝陽の好きな絵が入った50音表を見せると朝陽が興味を持ち取り組んでいたそうです。
文字単語に関しては複数の絵を見せて、その中から文字と絵を結びつける事は出来ていても、文字だけを見てそれが何なのかを考えるのは難しいようでした。
2文字の単語からまずはスタートさせて少しずつ文字だけで分かるように練習していきました。
そして8月は誕生日月という事で療育でもみんなに誕生日をお祝いしてもらいました。
しかし、誕生日会のゲーム遊びの途中にジャンケンでお友達に負けてしまい涙涙の誕生日会になったそうです笑
勝ち負けへのこだわりが強いのですが、少しずつ気持ちを切り替えて気持ちを落ち着かせて誕生日会でのインタビューにも頑張って答えていたそうです。
朝陽6歳の誕生日はフォートナイトのケーキ。
当時大好きだったアイコニックのキャラクターのケーキをリクエストされました。
年長9月の就学準備
年長の9月(朝陽6歳0ヶ月の頃)にWISCの検査を受けました。
検査はいつも通所している児童発達支援で検査が出来るスタッフの方にして頂きました。
朝陽も普段から関わりのあるスタッフさんだったのでリラックスして検査を受ける事が出来たと思います。
検査にかかった時間は1時間くらいはかかったと記憶しています。
検査をする時は嫌だー…と言いながらも休憩を挟みつつ何とか最後まで頑張れたようです。
朝陽のWISCの結果についてはYouTubeでもご紹介していますのでそちらの動画をご覧ください。
9月の言語訓練では迷路や点つなぎ、カルタやスゴロクなどをしています。当時、朝陽の気分転換にもなるように言語訓練を受ける場所(部屋)をいつもの場所ではない場所に変えて課題に取り組んでいました。
双六にはまっていて双六で遊びながら数字に親しみを持てるよう取り入れてくださったり、朝陽が楽しめる課題を取り入れながら、学習に対してのマイナスなイメージがなくなるよう先生も工夫してくださいました。
療育ではお月見制作をしました。お団子を丸めてウサギの目を頑張って描いてます。保育所からもいろんな作品を持って帰ってきました。
年長10月の就学準備と言語訓練での様子
春から就学準備をスタートさせて、就学相談→学校見学→知能検査→就学前健康診断と進みました。
10月に就学前健康診断のため小学校へ行きました。
私はずっと朝陽が小学校へ行ったら、知り合いもいないので朝陽は一人ぼっちだと思っていたのですが療育のお友達がいました!
保育園の皆とバラバラになってしまう事ばかり考えていましたが、いつも療育で一緒のお友達が同じ小学校に一人でもいるだけで心強いです。
本人は少し不安そうで最初大人しくしていた朝陽ですが、療育のお友達に気づくと一緒に体育館を走り回ってしまい、私も注意するのに疲れました。
でも療育選ぶ時や保育園や幼稚園を選ぶ時に小学校も視野に入れて選択するのは1つの選択の方法かなとも気づきがありました。
健診は3歳児健診ぶりかな?集団健診って本当に疲れますが回は全て嫌がらずに健診を受ける事ができて特に検診に関しては問題なく終える事ができてホッと一安心です。
年長10月の療育ではハロウィンの製作をしたり、公園に行くのが大好きで公園ではしっぽ取りなどをして楽しく過ごしていました。
言語訓練では双六ブーム到来。
言語訓練がある日も「お勉強が終わったら双六ね」と約束したり、「双六があるから言語訓練に行く〜!」と言って課題にも楽しく取り組めていたようです。
双六もサイコロではない物を使っていました。数字が書かれた絵カードを選んで選んだカードに書かれた数だけ進むというルールに変更して遊ぶ日もありました。カードを引く事で「どのカードを引けば沢山前に進めるかな?」と考えるようにもなり少しずつ数の概念も学んでいきました。
双六を使って文字の練習をする日もありました。
コマに文字単語が書かれていて、その単語と一致する絵カードをめくると【8進む】と書かれているといった仕組みで大好きな双六で遊びながら文字の練習にも取り組んでいたようです。
「お勉強は嫌だけど双六は好きだからいい」と言って朝陽の好きな遊びの中で学習に取り組んでいきました。
年長11月の就学準備
9月にウィスクの検査を受けた朝陽。
教育委員会には「後日、検査の結果をお渡しします」と伝えていたので、検査結果を11月に提出しました。間に合わない場合は田中ビネーの結果で判断しますと連絡がありました。
療育ではどんぐり拾いをしたり、言語訓練では10月に引き続き双六ブームで双六を取り入れながら文字を読む練習を行いました。
年長12月の言語訓練での様子
12月は2回個別の言語訓練をしています。
1回目は音への意識の練習、すごろくで文字の練習をしています。文字単語を読むときにスッと音が出てこない時はあるけれど、以前に比べると読める文字単語も増えてるとのフィードバックがありました。
2回目の言語訓練では文字を読む練習を。
すごろくに書いてある文字単語を意欲的に読めていました。
しかし「わ→れ」と読んだり、「ほ→は」と読む事も多かったです。
当時朝陽がはまっていたゲゲゲの鬼太郎を取り入れながらお勉強していました。
下に敷いているのは滑り止めシートです。
年長1月の言語訓練での様子
1月も2回の言語訓練がありました。1月の個別の言語訓練はいつもよりやる気があったようで積極的に参加してました。
先月の引き続き文字を書く練習と双六遊びです。双六に書かれた文字もスラスラ読めるようになっていきました。
双六ブームだったので保育園でも楽しくボードゲームで遊んでおり、保育園で使っていたボードゲームを自宅用にも購入しました。
療育の製作活動では雪だるまを作ったそうです。
雪が積もってかまくらと雪だるまを作った事が朝陽の記憶にもしっかりと残っていたようで製作活動でも思い出話をしながら雪だるまを作ったそうです。
自宅では簡単な迷路をしたりと運筆の練習に取り組みました。ひらがなや数字ばかりしていると楽しくなくなるので朝陽が好きな迷路で遊びながら書く練習をしました。
年長2月の言語訓練での様子
年長3月の言語訓練での様子
お世話になった言語聴覚士の先生には心から感謝しています。
私が今こうやって前向きに子育て出来ているもの支えてくださる先生達がいたからこその今なのです。本当にありがとうございました。
3年前、療育の玄関に飾ってあった虹。
発達障害を持つ子ども達はそれぞれ特性が違う事。
私は障害を個性だとは思えないけれど、それぞれの特性を持った子どもたちやその家族が、それぞれに幸せな道を歩める…そんな社会であって欲しいと願っています。
YouTubeに投稿を始めて沢山の視聴者の方と出会いました。
それも朝陽を子育てしてきたから出会えた人達なので、朝陽にも心から感謝しています。
今までもこれからも我が家のペースで朝陽の成長をお届けできたらと思っています。
いつか朝陽の夢「YouTube銀の盾」を手にする日が来たりするのかな。
10万人という道のりは長いけれど、朝陽の成長のようにゆっくりじっくりと…目標に向かって一歩一歩前へ歩んで行って欲しいです。
そして、その目標は朝陽が自分の力で夢を叶えてほしいなとも思っています。
以上で就学前の記録は終わりになります。