自閉症スペクトラムの特徴 生まれてすぐに分かる?
発達障がいの色んなタイプの子達の成長過程を見ていると、赤ちゃんの頃はほとんど変わらないような気がします。ただ、ところどころに発達障がいの特性が現れたりするのかなとも思います。例えば・・・
・ほとんど泣かない
・あやしても一切笑わない
・視線を合わせない
・あまり手がかからない
・名前を読んでも振り向かない
・抱っこしても笑ったり喜ばない
・ママの後追いをしない
・あやしても反応しない
いくつか上げてみましたが、例えばお腹がすいていたりオムツが濡れて不快な時、普通は泣いて知らせますが、発達障がいの赤ちゃんは泣かずに平然な子もいたりします。また一人でベッドで寝ていても大人しく「泣かない 手のかからない子」と感じるお母さんもいるようです。またそれとは逆で四六時中泣いていたり、寝つきが悪かったり、寝てもすぐ目を冷ましたり、とっても手がかかるタイプ。両極端ですが、それぞれに発達障がいと診断された子がいます。息子の場合はこのどちらにも当てはまらなかったなと記憶しています。
子どもの成長というのは個によって違うと思いますし、発達障がいのチェック項目にに当てはまったら発達障がいであるという訳でもないと私は思います。なので赤ちゃんの頃は発達障がいだとなかなか分からなかったという親子も沢山いらっしゃるのではないかなと思います。我が家の場合も赤ちゃんの頃はあやせば笑いましたし、大人しいとも感じませんし手がかかりすぎるとも感じませんでした。
我が家の発達障がいの息子の赤ちゃん時代は?
そんな我が家の発達障がいの息子は我が家の3番目に誕生した三兄弟の末っ子です。長男や次男の幼稚園夏休みが終わって新学期が始まった頃の事です。長男二男が幼稚園から帰ってきて、夕食を作り終えた頃、私のお腹が強く張りだし、陣痛が始まったのが分かりました。 長男や次男を実家へ預け、夜中に夫と二人で産婦人科へ行きました。そして早朝四時、元気な姿で大きな声で泣きながら産まれてきてくれました。
キラキラと美しく眩しい朝日のように明るく陽だまりのようにあたたかい未来でありますように
そう願いながら名付けた名前です。
晴れの日も雨の日もいつか必ず朝日がのぼるように、 朝陽の人生もきっと、どんな事があっても必ず明るくあたたかい未来になって欲しいと私たち家族はずっと願っています。
この時は、まさか雨に打たれ続けるような日々を送る事になるとは、誰も思ってもいませんでした。
自閉症スペクトラムの息子 生後1ヶ月
生後1カ月がたち、検診では母子ともに順調という事で、お宮参りにも家族揃って無事に行く事が出来ました。3人目という事で普段通りの生活を毎日こなしながら、あっという間に1ヶ月が経ちました。よく飲みよく寝てくれる育てやすい子だったと思います。ほとんど手のかからない赤ちゃんでした。
自閉症スペクトラムの息子 生後2ヶ月
2カ月を過ぎた頃、少しだけ表情も豊かになってきました。 声を出して笑うようになり、私たち家族はそんな息子に癒されて毎日成長が楽しみだったものです。 離乳食も順調に進み、発達障がいの特性の「偏食」とは無縁でした。赤ちゃんの頃はペーストした野菜を美味しそうに食べてくれていました。 ニコニコ笑いながら食べてくれていたのに、いつから野菜嫌いになったのでしょうか?気づけば朝食はホットケーキとヨーグルトしか食べないような子になっていました。
自閉症スペクトラムと疑わなかった 赤ちゃんの順調な成長
三人目の育児ともなると、いつの間にかいろんな事ができるようになって、気づけば首が座っていて、知らないうちに寝返りができるようになっていました。 いろんな事が出来るようになると、お座りはいつするかな?早くハイハイしないかな?歩いて散歩に行きたいな 公園で一緒に遊びたいなと朝陽の成長が楽しみで仕方ありませんでした。
10カ月検診も問題なく終え、11カ月を過ぎた頃、友人宅でバーベキューをしていると突然朝陽は歩き出しまさした。 そしてあっという間に1歳の誕生日を迎えました。 三人目の子育ては1つ1つの成長を忘れそうなほど早く、それでも、こうやって振り返ると、朝陽は日々しっかりと成長していたのだと気付かされます。 長男や二男の時の子育てと変わりなく成長する朝陽がただただ可愛く、 自閉症という障がいがある事をこの時私達家族は疑いもしませんでした。
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